期間工と派遣社員の違いを知ろう

正社員として長く勤務するのではなく、期間を限定して働くことを考えている人もいるのではないでしょうか。限られた期間内なら、派遣社員として働くほうが良いのか期間工が良いのかでも悩むところです。まずは、その違いを知っておきましょう。まず雇用主は派遣社員の場合は、派遣会社です。期間工の場合は、企業との直接契約になります。直接雇用である期間工は社会的信用性も高く、ローンを組むときなども有利といわれています。さらに、直接雇用の強みとしては、待遇がよく高収入を得られることもあげられます。寮や食事補助が用意されていることも多く、手当が充実していることもメリットです。利点の多い期間工ですが、同じ職場で働ける期間には限りもあります。すぐに新しい仕事に就かない場合は、失業保険についても知っておきましょう。

待期期間なしで失業保険を受け取れる

雇用保険の加入期間が12か月以上であれば、派遣社員も期間工も契約が満了になり次の仕事が決まっていなければ失業保険を受け取ることができます。期間工は契約満了で辞める場合は満了退職になるので失業保険も申請から1か月程度で需給できるようになります。待期期間なしで失業保険を受給できるのは期間工のメリットです。これに対して派遣社員の場合は、次の派遣先を断って失業保険を受給するとなると自己都合による退職と判断されるので、3か月間の待期期間が設けられます。そのために、実際に申請してから受給開始になるまでは4か月程度の期間が必要です。期間工も派遣社員も契約期間がありますので、満了後のことも考えて最適な働き方を選んでいきましょう。

「期間従業員の募集」の期間従業員とは、自動車工場や部品工場などの製造業で働く契約社員のことです。決められた期間だけ働くという契約ですが、企業と直接契約をするため福利厚生は正社員と同等の場合が多いです。